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「住宅ローンの金利って、交渉で下がるの?」

結論から言うと、下がりました。1.65%から1.15%へ、0.5%の引き下げです。

⚠️ 先に大事なお断りをします。この交渉をしたのは5年以上前です。当時は今よりずっと金利が低い時期でした。いま同じ交渉をしても、固定10年で1.15%という条件は出ないと考えてください。この記事でお伝えしたいのは金利の水準ではなく、「仮審査まで進まなくても、相談するだけで下がることがある」という交渉の進め方のほうです。

📊 我が家がやったこと・その結果

  • 金利:1.65% → 1.15%(0.5%引き下げ)/軽減された利息はおよそ40万円
  • やったこと:担当者に「借り換えを検討している」と伝えただけ
  • その前にやっていた繰上返済:約400万円(返済額を減らす方式を選択)
  • 毎月の返済額:66,328円 → 49,603円(繰上返済)→ 47,961円(金利交渉後・現在)

※数字はすべて銀行の返済予定表に印字された実額です。返済額はボーナス併用のため、年間を12で割った月平均は69,033円です(内訳は後述)。

ネットで「住宅ローン 金利 交渉」と調べると、たいてい「他行の仮審査を通して、その結果を武器に交渉しましょう」と書かれています。私も最初はそう思っていました。

でも我が家の場合、他行の仮審査は通していません。 借り換えを検討していることを担当者に伝えただけです。それでも0.5%下がりました。

この記事では、実際に何をどう話したのか、そしてそれ以前にやっていた約400万円の繰上返済をどう使ったのかを、包み隠さずお伝えします。数字はすべて、手元の返済予定表に印字されている実額です。

📋 この記事でわかること

  • 他行の仮審査なしで金利交渉が通った実際の流れ
  • 我が家の金利の推移(1.45%→2.65%→1.65%→1.15%)
  • 交渉に必要なのは仮審査ではなく「具体的な数字」だったこと
  • 変動金利で借りている方向けの、交渉とは別の打ち手
  • 繰上返済400万円を「期間短縮」ではなく「返済額縮小」に使った理由

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結論:「借り換えを検討している」と伝えるだけで0.5%下がった

我が家が実際にやったことは、驚くほどシンプルでした。

  1. 他行のほうが金利が低いことを調べた
  2. 銀行の担当者に「借り換えを検討している」と伝えた
  3. 担当者が店長と相談した
  4. 0.5%引き下げで、そのまま継続することになった

これだけです。他行に仮審査を申し込んではいません。

多くの記事が「仮審査の結果を持っていくのが交渉の武器になる」と書いています。それは間違いではないと思います。ただ、そこまでしなくても下がるケースがあるというのが、我が家の実体験です。

銀行からすれば、借り換えで顧客を失うより、金利を少し下げてでも取引を続けるほうが得だという判断だったのだと思います。

💡 住宅ローンは、金額が大きいぶん0.1%の差が効きます。だからこそ「面倒だから」で見送るには惜しい交渉です。そして下がったあとに大事なのが、浮いたお金をそのまま生活費に溶かさないこと。我が家は固定費の見直しで浮いた分をNISAの積立に回し、月5,000円から始めた積立が今は月10万円になりました。

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我が家の金利の推移

我が家は地方銀行で、すべて固定金利で組んでいます。

手元にある返済予定表を4枚並べて、金利と毎月の返済額を書き出したものがこちらです。

時期 金利 毎月の返済額
2005年10月〜(借入) 1.45% 57,710円
2008年7月〜 2.65% 66,328円
2011年11月〜(繰上返済) 1.65% 49,603円
2021年7月〜 ← 交渉で引き下げ 1.15% 47,961円

借入は2005年、借入額は2,400万円(うちボーナス返済分500万円)、完済予定は令和17年です。20年以上返し続けている計算になります。

注目していただきたいのは、2番目の期間で2.65%まで上がり、毎月の返済額が8,618円も増えていることです。固定金利は「期間終了後にどうなるか」が契約時には分かりません。ここで一度、大きく跳ね上がりました。

そして4回目の更新のタイミングで、提示された金利に納得がいかず、交渉に踏み切りました。これが5年以上前の話です。

⚠️ この表は「我が家がいつ・何%で借りていたか」の記録であって、いまの相場ではありません。1.15%は5年以上前に決まった金利で、その後も固定期間の途中なので変わっていないだけです。これから借りる方・これから交渉する方が同じ数字になるわけではありません。金利は時期によって大きく動きます。
⚠️ 固定金利は「期間の切り替わり」が交渉のタイミングです。期間の途中では金利は動きません。次の固定期間の金利が提示されたときが、動くべき瞬間です。銀行から書類が届いたら、そのまま押印せず、まず他行の金利を調べてみてください。

実際に何を話したのか

交渉といっても、対決するような話し方はしていません。実際に伝えたのは次の内容です。

提示していただいた金利より、他の銀行のほうが低い条件が出ています。借り換えを検討しているのですが、どうにかなりませんか。

これに対して担当者が「店長と相談します」と持ち帰り、後日「0.5%お下げします」という回答が来ました。

ポイントは「事実を伝えたこと」と「取引の長さ」

私は交渉が得意なタイプではありません。値切ることに抵抗すらあります。

それでも通ったのは、理由が2つあると思っています。

1つ目は、嘘や駆け引きを一切使わなかったこと。 実際に他行の金利は低かったし、実際に借り換えを検討していました。事実をそのまま伝えただけです。もし「仮審査を通していないのに通したフリをする」ようなことをしていたら、確認された時点で信頼を失っていたはずです。

2つ目は、返済の実績があったこと。 我が家はこの地方銀行で、固定期間を3回更新しながら18年以上返済を続けてきました。そして一度も返済が遅れたことはありません。 今もそれは変わりません。

これは交渉のときに主張したわけではなく、銀行側が当然把握している情報です。銀行から見れば「18年以上、一度も滞りなく返してきた顧客」ということになります。他行へ乗り換えられて残りの利息収入をまるごと失うより、0.5%下げてでも取引を続けたほうが得だという判断が働いたのだと思っています。

⚠️ 逆に言えば、日々きちんと返済していること自体が交渉材料になります。特別なテクニックを用意しなくても、毎月遅れずに返してきた実績は銀行のデータに残っています。「何も持っていないから交渉できない」と思っている方こそ、実は材料を持っているかもしれません。
⚠️ ただし、この結果がすべての人に再現するとは限りません。銀行がどこまで応じるかは、取引の長さ・返済の状況・その銀行の方針によって変わります。それでも相談すること自体にコストはかかりません。断られたとしても、失うものはないというのが正直なところです。

0.5%下げると、いくら変わったのか

交渉の前と後の返済予定表を並べて比べると、こうなりました。

1.65%のとき 1.15%に下げたあと
毎月の返済額 49,603円 47,961円 ▲1,642円
ボーナス月の上乗せ分 130,917円 126,431円 ▲4,486円

完済予定日は交渉の前後で変わっていません。つまりこの差額は、まるごと払わずに済んだ利息です。残りの返済期間で計算すると、およそ40万円になります。

毎月1,642円と聞くと小さく感じます。ただ、やったことは「他行のほうが低かったので、借り換えを検討しています」と伝えただけです。書類も、仮審査も、手数料もありません。それで40万円です。

⚠️ この40万円は、我が家の残高と残りの期間で計算した金額です。借入額・残りの年数・下げ幅によって金額は大きく変わります。ご自身の場合いくらになるかは、返済予定表の残高で試算してみてください。

交渉の前にやること:他行の金利を調べる

我が家は仮審査こそ通していませんが、他行の金利は事前に調べています。 ここを飛ばすと、そもそも交渉のテーブルに着けません。

「他行のほうが低いんです」と言うためには、どこが・何%なのかを具体的に言える状態である必要があるからです。逆に言えば、そこさえ押さえていれば、仮審査まで進まなくても話はできます。

調べるときに見るポイント

  • 同じ条件で比べる(固定か変動か、残りの返済期間、借入残高)
  • 金利だけでなく諸費用も見る(借り換えには事務手数料・保証料・登記費用がかかる。借り換えるなら、この費用を上回る削減効果が必要)
  • ネット銀行は金利が低い傾向がある。ただし対面のサポートは期待しにくい

交渉で必要なのは「仮審査」ではなく「具体的な数字」でした

ここが、この記事で一番お伝えしたいことかもしれません。

よくある記事には「他行の仮審査を通して、その結果を持って交渉しろ」と書かれています。たしかにそれが一番強いのは間違いありません。ただ、仮審査は源泉徴収票や本人確認書類を揃えて申し込む必要があり、正直それなりの手間です。「面倒だから、また今度」となって、そのまま何年も経ってしまう——というのが一番もったいないパターンだと思います。

我が家が実際に持っていったのは、仮審査の結果ではなく「他行だと何%で、毎月いくらになるか」という数字だけでした。それで通りました。

つまり、最初にやるべきことは意外と小さくて、自分の借入残高と残りの期間を入れて、他行ならいくらになるかを出してみる。ここまでで十分です。金額の差がはっきり見えれば、そのまま銀行に電話できます。差が小さければ「今のままでいい」と分かって、それはそれで結論です。

各行の公式サイトを1つずつ回っても調べられますが、条件を揃えて比較しないと意味がないので、複数行の金利と返済額をまとめて出せる比較サービスを使うほうが早く、間違いも起きにくいと思います。無料で使えるものがほとんどです。

💡 順番としては「調べる → 相談する → それでも駄目なら仮審査」がおすすめです。いきなり仮審査に進むと、書類の準備だけでかなりの手間がかかります。我が家は1段階目の「調べて相談する」で結論が出ました。手間の少ないところから試す価値は十分にあります。

変動金利で借りている方へ:交渉とは別の打ち手があります

ここまでは我が家の話、つまり固定金利での交渉でした。変動金利で借りている方は、事情が少し違います。

先に正直に書きます。我が家はすべて固定金利なので、この項目は自分では試していません。 それでも書いておきたいのは、変動で借りている方には「交渉して下げる」とは別の選択肢があるからです。

我が家は固定なのに、2.65%まで上がりました

この記事の前半で書いた金利の推移を、もう一度見てください。

時期 金利 毎月の返済額
2005年10月〜 1.45% 57,710円
2008年7月〜 2.65% 66,328円
2011年11月〜 1.65% 49,603円
2021年7月〜 1.15% 47,961円

固定金利で組んでいた我が家でも、2番目の期間で2.65%まで跳ね上がっています。毎月の返済額は57,710円から66,328円へ、8,618円増えました。契約したときには、こうなるとは思っていませんでした。

固定でこれです。変動金利は市場の金利に直接動かされるので、上がるときはもっと素直に上がります。

「上がる前に、長期固定へ移しておく」という考え方

そこで出てくるのが、金利が上がりきる前に長期固定へ借り換えておくという打ち手です。

固定と聞くと「返済額が増える」というイメージがあります。私もそう思っていました。ただ、借り換えのやり方によっては月々の返済を抑えたまま、金利上昇のリスクだけを外せる場合があるとされています。

金利交渉が「いまの負担を下げる」打ち手だとすれば、こちらは将来の負担が読めなくなるのを防ぐ打ち手です。目的が違います。

正直に書く:こういう方には向きません

売り込みたい立場からは書きにくいのですが、先に書いておきます。

  • 無料相談は「面談」です。10分で終わる話ではありません。時間を取れないなら、まず自分で金利を調べるほうが先です
  • 我が家は使っていないので、相談の質までは保証できません。実際に受けた感想ではなく、選択肢として紹介しています
  • 変動のまま繰上返済を進めるほうが合う人もいます。残りの返済期間が短いなら、金利上昇の影響を受ける期間も短いからです

逆に、残りの返済期間が20年以上あって、変動金利のまま様子を見ているという方は、一度話を聞いてみる価値があると思います。期間が長いほど、金利が上がったときの総額の差が大きくなるからです。

我が家が固定期間の切り替えで2.65%を経験したときも、痛かったのは「金額」より「予想していなかった」ことでした。備えがあるかどうかで、同じ金利上昇でも受け止め方が変わります。

▼ 相談は無料。変動金利のまま様子を見ている方は、いくらになるか聞くだけでも判断材料になります

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金利交渉より前にやっていた:繰上返済400万円の使い方

時系列を正確に書いておきます。約400万円の繰上返済をしたのは、金利交渉よりずっと前、10年以上前のことです。返済予定表を見ると、返済額が変わったのは2011年でした。金利を下げた話とは、まったく別のタイミングです。

繰上返済には2つの方法があります。ここで悩みました。

方法 効果 我が家の判断
期間短縮型 完済が早くなる。利息の軽減効果が大きい 本当はこちらがしたかった
返済額縮小型 毎月の返済額が下がる。手元の余裕が増える ✅ こちらを選んだ

利息の軽減効果だけを考えれば、期間短縮型のほうが有利です。それは分かっていました。

それでも返済額縮小型を選んだ理由は、はっきりしています。子ども3人にかかるお金が増えてきて、毎月の支払いが正直きつかったからです。総額で得をすることより、とにかく毎月の負担を軽くしたい。それが当時の実感でした。

教科書どおりの「総返済額を減らす得な選択」よりも、「毎月の手元を厚くして倒れないようにする現実的な選択」を取った形です。

そして実際、この判断から10年以上たったいま、我が家は大学生・専門学生・受験生を同時に抱えて教育費が年間300万円を超えています。当時の選択には、正直かなり助けられました。

結果:6万円台だった返済額が、5万円を切りました

繰上返済の前後の返済予定表を、そのまま並べます。

時期 毎月の返済額
繰上返済の前(2008年7月〜・金利2.65%) 66,328円
繰上返済の後(2011年11月〜・金利1.65%) 49,603円
▲16,725円

毎月1万6千円ほど、手元に残るお金が増えました。教育費がふくらんでいく時期に、この差はかなり効きました。

※この同じタイミングで、固定金利も2.65%から1.65%に下がっています。16,725円という減額は繰上返済だけの成果ではなく、金利が下がったこととの合わせ技です。繰上返済だけでこれだけ下がるわけではない点は、正直にお伝えしておきます。

💡 「有利な選択」と「今の自分に必要な選択」は違うことがあります。期間短縮型のほうが総額では得です。それでも、毎月が苦しかった時期に1万6千円の余裕を作れたことには、計算では表せない価値がありました。教科書どおりが正解とは限らない、というのが正直な実感です。

なお、我が家の返済額はボーナス併用です。毎月47,961円に加えて、ボーナス月(年2回)に174,392円を返済しています。年間の返済額を12で割ると月平均69,033円という計算になります。「毎月47,961円」という数字だけを見ると軽く見えますが、実態はこの月平均のほうです。


金利を下げたら、次にやるべきこと

住宅ローンの金利を下げると、毎月の返済額が減ります。その浮いたお金をそのまま生活費に溶かしてしまうと、せっかくの交渉が形に残りません。

我が家は、固定費の見直しで浮いたお金をNISAの積立に回してきました。月5,000円から始めた積立が、今は月10万円になっています。

証券口座を開設するなら、ポイントサイトを経由するだけで数千〜1万円分のポイントが上乗せされます。手続きの内容はまったく同じです。

▼ 登録無料。我が家は金融系の案件だけで合計23,500pt受け取りました

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まとめ:交渉は「事実を伝える」だけでいい

  • 住宅ローンの金利は交渉で下がることがある。我が家は1.65%→1.15%(0.5%引き下げ)
  • 他行の仮審査は通していない。「借り換えを検討している」と伝えただけ
  • 担当者が店長と相談し、引き下げで継続という結論になった
  • 0.5%の引き下げで、毎月1,642円・ボーナス月4,486円が軽減。残りの期間でおよそ40万円
  • 固定金利は期間の切り替わりが交渉のタイミング。書類が届いたらすぐ押印しない
  • 繰上返済は期間短縮型のほうが有利だが、教育費のピークなら返済額縮小型もあり
  • 繰上返済の前後で、毎月の返済額は66,328円 → 49,603円(同時に金利も下がったための合わせ技)
  • ⚠️ この交渉は5年以上前、繰上返済は10年以上前の話です。 1.15%という数字は当時の金利水準で決まったもので、いま同じ条件が出るわけではありません。参考にしていただきたいのは金利の水準ではなく、交渉の進め方のほうです

金利交渉と聞くと身構えてしまいますが、実際にやったことは「事実を伝えて相談した」だけでした。

固定期間の切り替えが近い方は、届いた書類にそのまま押印する前に、他行の金利を調べて、担当者に一度相談してみてください。 断られても失うものはありません。


よくある質問

Q. 住宅ローンの金利交渉はいつやるのがいいですか?

A. 固定金利の期間が切り替わるタイミングです。期間の途中では金利は動きません。銀行から次の期間の金利提示が届いたときが、動くべき瞬間です。

Q. 他行の仮審査は必要ですか?

A. あったほうが交渉材料としては強いはずですが、我が家は仮審査なしで0.5%下がりました。 まずは仮審査なしで相談してみて、駄目だったときに仮審査を検討する、という順番でも遅くありません。

Q. 交渉は電話でもできますか?

A. 我が家は担当者に直接伝えました。担当者がついている場合は、電話でも来店でも構わないと思います。いずれにせよ、その場で結論は出ず「上と相談します」となるケースが多いはずです。

Q. 一度断られたら、もう下がりませんか?

A. 一度断られても、次の固定期間の切り替えでまた状況が変わります。ただし前回と同じ材料では通りにくいとされているので、他行の条件がさらに良くなったタイミングなど、状況が変わってから再度相談するのが現実的です。

Q. 繰上返済は期間短縮型と返済額縮小型のどちらがいいですか?

A. 利息の軽減効果だけを見れば期間短縮型が有利です。ただし、教育費など毎月の支出を下げたい事情があるなら返済額縮小型も選択肢になります。我が家は教育費のピークだったため、あえて後者を選びました。


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